2010年10月15日
お家は公園になりました

昨日は、Darlingがお休みでした。
丸一日、お休みが取れることは滅多にありません。
一日中二人で、いろいろなところを見て周りました。
結婚してから、こういう時間を持てたことは殆どなかった私たちです。
私たちはどちらも、このアカウント以前からSLで生活してきました。
出合った頃もその後も、二人きりになれることが殆どない環境にいました。
交友関係が広く、毎晩違うお友だちからお呼びがかかる彼にくっついて、
やがて私は、あちらこちらと出歩くようになりました。
RLで引きこもりSLでも引きこもりww
私はまるで、物陰のやせこけて汚い捨て猫みたいな人でしたから、突然明るいところに出されてクラクラしてしまいました。
彼と知り合った頃には、まさかお付き合いする事になるとは思えない状況でした。
お互い名前は知っていても、フレンドでさえありませんでした。
そのまま8ヶ月が過ぎて。
「あれ?そういえばまだ、くるみちゃんとフレンドになってないんじゃない?なんで?」
といわれましたw
「ああ。申し込まれてないから。」というと。
「はぁ~?俺、申し込んでなかった?ってか申しこまれてもなかったの俺?嫌われてた?」
というので。
「フレンドの申し込みって、自分からしたことない。」というと
「そりゃ。友達少ないわけだわww」といわれまして。。
うるさい!ほっとけ!
と思いましたww

「はい。おともだちよろしこ~~」っていうので。
本ッ当にこの人は軽いんだわ。と思いました。
それから、彼は私のところにおしゃべりに来るようになりましたが。
どこかへ出かけるでもなく、ひたすら家にいて
ぼ~~~~っと自分の家の周りを飾りながら一人遊びしている私の側にいて
ただ、ずーっと。私のつまらない話を。
「うんうん。そうだね。うんうん。」と、聞いている彼でした。
この人はいったい何が楽しくてここに来るんだろう?
と思っていました。
そのうち彼にはGFができて、私のところには来なくなりました。
まあ。そんなものだろうと思いました。
私はまた一人で、ひたすらお庭をいじったり家を直したりしてSL生活していました。
GFができたと聞いてから一ヶ月ほどたって。
やがてまた彼が、遊びに来るようになりました。
彼女がインしてこなくって。すてられたっぽい。
そういうので。
「そらそうだべ。」と思いました。
女友だちが多くて、危ないジョークが大好きで、どこまで本気でどこまで冗談なのか。
駆け引きを楽しんでいるような彼には、そういうこともあるだろうと思っていました。
「俺には愛が必要なのさ。」というので。すこぶる笑えました。。
こいつ。。痛いわ~~ッと思いました。

「くるみちゃん。付き合おう。」というので。
「いいよ。」と簡単にOKしましたが。
すぐに後悔しましたww
ものすごく後悔しました。www
2ヵ月後には7キロ痩せていました。
その間に、彼の本質を見た気がしました。
軽そうに見えてとても一生懸命。
ジョークで照れ隠しして本音しか言えない。
まじめで一途で、ひたむきな男性がSLにいるとは
思ってもいなかったので、本当に驚きました。
すっかりくたびれて、涙も出ないくらいボロボロな私に、
泣きながら謝る彼がいました。
私にとって彼は、SLでは3人目のパートナーになります。
もうSLには居たくない。もう沢山。私はSLには向いていない。
と彼に言ったときには、本気でお別れするつもりでした。
まさか彼が。
「く~ちゃんのいないSLには何の意味もない。俺もやめる。
だから一緒に出直してくれない?もう一回俺にチャンスをくれない?」
と言ってくれた時には、どう返事して良いのかわからなくなりました。
沢山のお友だちがいました。
とても繁盛しているお店を持っていました。
彼に振り向かない女性はいないだろうと思いました。
何もかも捨てて。誰にも言わずに。
二人っきりで出直しました。
何も捨てるものがなかった、まるで価値のない私と。
大きなしがらみの中で、本当はくたくただった彼の。
新しいRLと、新しいSLが始まりました。
明るくて外交的で、家を作ったりシェイプを作ったり、何でもできてしまう彼と。
引きこもりでのろまで、スクリプトとテクスばかりチマチマいじって喜んでる私の毎日は。
簡単に高価なドレスを買っていた頃からは、考えられないほどの貧乏暮らしですが。
何もないから幸せ。
何もないから安心。
「く~ちゃんがいてくれたら何もいらない。」
と言ってくれる人に出会えた幸運は、もう一生ないと思います。
だから、DarlingはRLでもSLでも、私の一番大事な宝物です。